ハート♥剛毛系

心が剛毛な心臓モサモサ系の人の散文。主に「自分のこと」を書くのがテーマです。

「アラサーバツイチ女が魔性の猫の愛人になって愛され方を教わるまで」

どうもどうも。さるころです。
新刊が発売になりました。


今回は、エッセイマンガじゃなくて「実体験を元にしたマンガ」ということで、主人公は

離婚したばっかりの33歳、イラストレーター水田のりたま

です。なんでしょう。自分じゃないと思うだけで気が楽です。
大体私ですけど、私じゃないというだけで、ネームが鬼のように進みました。事実関係とか時系列とか、エッセイだと「嘘がないように」と猛烈気にするタイプなので「実話を元にしたフィクション」ってなっただけで、エッセンスだけ抜き取って後はいいように書いていいとか、なんて楽なんだ! と思いました。
自分じゃないから、主人公をかわいく描いてもモテる感じで描いても全然平気!
だって、私じゃないから〜!!!!

という感じで描いたんですけど、なんかもう早速私が33歳だと勘違いしてるっぽい人とか見かけて「みんなあんまりちゃんと見てないのかな」と不安になりました。

私はもう43歳で、これは10年前の話を元に描いています。
でももう2009年にはスマホSNSもあって「猫がきたよ」ってTwitterに投稿したら、じゃんじゃんコメントついたりしたので10年前もそんな感じだったな。「今っぽくエピソードを改編」みたいなところはあまりありません。

離婚後の一人暮らしの部屋に、通い猫が来てたのは本当の話です。
そして、離婚後反省会をやりまくっていたのは、いままでのマンガでも散々書いてるんですけど「自分がどういう結婚生活をしたかったのか」という反省以外に「親しくなった相手とどういうコミュニケーションをするべきだったのか」ということもたくさん反省していました。

相手に尽くしまくって、そして相手にはあんまり期待しない。
期待しなかったら、苛立たないし失望もしない…。でもだんだんそんな生活が苦しくなってきて…。
それを友達に「川の水を飲みながら『私喉が渇いてないから幸せ!』って言ってる人みたい」って言われた…のがこのブログの初期にバズった記事…。Twitterで拡散された記憶…。もうあれから5年以上が経って、あのとき妊娠中だった息子、めっちゃ少年になってます。

salucoro.hatenablog.com

その、川の水を飲んでた女が「次に付き合った男性と、どうやってうまく川の水を飲まずに生活できるようになるの?」ということなんですが…。

これ、本当に私は「猫に教えてもらった」んです。
しかも、超手練れの…。猫…。
私はこの猫に会うまで、猫がこんなに人間とコミュニケーションすることに長けてると知らなかったんですよ!

「人の役に立たないと、価値がない」
「相手の役にたって、喜ばれなければ、愛されない」
と思い込んでた私に足りなかったものを
家事もしない、お金も稼がない、役に立ってくれない、猫に教えてもらう。
という話です。

一応、オーダーは「猫マンガやりませんか」というオファーを頂いて始まった企画なんですが、まあ、基本的にはいつも通りの「さるころのマンガ」です。


というわけで、お試し読みをここでやります。
第一話と二話。
続きはまた明日以降に更新します!

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猫関係も人間関係も色々あるマンガです。

 

  • 第1話

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