いつのまにか子どもの体重が10.3キロになっていました。
子どもが生活の中心になり、夫婦2人の関係がだんだんおざなりっていうか、ちょっと雑っていうか…みたいな感じに…ならないように気をつけながら生活をしています。
(バツイチ同士はその辺の問題にセンシティブなのです)
とかいいつつ、生活が長くなってくると前は「まあいいか」で済ませていたのが段々気になったりしませんか。
逆にすごく気になっていたものが気にならなくなったり、改善されたりした結果、些細なことが気になるようになるのかもしれません。
最近パートナーに改善してほしい、と頼んだことがあります。
パートナーは疲れると「は〜やれやれ」と言います。
口癖らしく、よく言うのですが、前々からじんわりと「イヤだな〜」と思っていたんですよね。
「やれやれ」っていうのは、他人に対して「しょうがないな」という意味で使う言葉だと私が思ってるからです。
疲れたときに「は〜やれやれ」って言うのは「原因が自分の外にあって、だからしかたない」と自分を納得させてると感じるんですね。
で、実際に仕事相手とかに不満があったりするときにも使っているわけです。
仕事の電話を切ってから「は〜やれやれ」と言えば今電話していた相手に対して言ってると思ってしまいます。
で、これをなんの脈絡もなく突然言われると……「私がなにかした??」と思ってしまうのです。
買い出しに行って「は〜やれやれ」
子どものゴハンの仕込みをして「は〜やれやれ」
なんかね…「おまえのせいで疲れている」と言われてるような気がしちゃうんですよ。
というわけで話合い。
もちろんパートナーは「疲れたなあ」くらいの気持ちで言ってるので、悪意はないし、私に「おまえのせいで疲れている」とも思っていないという。
でも言われる方はそう思うのよね。
だからといって「言うな」っていうのは建設的な話合いじゃないなあと思って。
代わりになんだったらイヤじゃないか…。
たとえば正しい意味で言えば「あ〜つかれた」って言えばいいんだろうけどそれだと「ため息」のかわりに口に出して言いたい日本語みたいな感じがないよね…。
というわけで
「は〜どっこいどっこい」
はどうだろうか。
と提案してみました。
買い物行って帰ってきたら「は〜どっこいどっこい」
仕事の途中に「は〜どっこいどっこい」
おおお…なんか…素直に「お疲れ様」って言える気がしてきた。
「は〜どっこいどっこい」はかなり言われると気が抜ける。
言われただけで「たはは」と小さく笑っちゃう感じがある。
そう思ったときに「やれやれ」はわたしにとってはネガティブワードだったんだな〜…と思いました。
地味に毎日少しずつ引っぱられていたんだなと。
パートナーはなるべく「は〜どっこいどっこい」と言ってくれるようになりました。
それを聞くと「疲れてるんだなあ」と思うのと同時に「ああ、私にちゃんと気を遣ってくれてるんだなあ」と思って嬉しい。
雑になりがちな子育て中の夫婦のやりとりにおいて、こういうやりとりは大事だな…と思いました。
もちろんたまに「は〜やれやれ」って言うのだけど、それが聞こえちゃってやだな、と思ったら私は「どっこいどっこい」と言う。そうすると、パートナーは「どっこいどっこい」と言い直してくれます。
そのやりとりはちょっと楽しい。
パートナーが「は〜やれやれ」と言って吐いていた「疲れ」という呪詛を打ち消す呪文を手に入れたような気分。
ちなみに「どっこいどっこい」には「お互いさま」の意味があるけど、その意味はあまりなくて「どっこいしょ」的な「ちょっと頑張るときに付け足すかけ声×2」的なニュアンスなので「疲れた〜〜、けどまあ、がんばろう」みたいなポジティブ感をフレーバーにしています。何よりも言ったときにくだらない感じがあるのがいい。
というわけで、自分でも今後使っていきたいな…と思っています。